会計ソフトと税理士

税理士は基本的には会計システムを熟知しており、その企業に最適な会計システムが何であるかを判断できる専門家です。また、自分で会計システムを導入していくことも不可能ではないです。しかし、大抵の経営者は日々の仕事に追われているためなかなか時間がとれないでしょう。
よって、会計システムの導入は、経理の専門家である税理士に依頼するのが妥当であるといえます。会計システムの主な役割は、財務諸表を作成することになります。
そのほか会計システムの機能は、財務諸表の作成だけでなく、予算の作成や前年度の実績との比較を行うこともできます。
例えば、損益分岐点分析を行うには、まずは、費用を変動費と固定費に分解する必要があります。売上から変動費を差し引きした利益を貢献利益といいます。そして、この貢献利益が固定費と同じ状態の売上高を損益分岐売上高といいます。この損益分岐点の売上高は利益も損失も出ない、収支がトントンの状態になります。この損益分岐点売上高を超える状態の売上を上げなければ、営業利益を確保することができず、営業活動を行うことができないことになります。
この損益分岐点分析は、実は会計システムが行ってくれます。

では税理士はどのようなサービスを提供し得るのでしょうか。次回へ続きます。

 

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