税理士法人ラポール会計事務所

 

預貯金の利子は「利子所得」に分類されます。

以下のように、法人と個人では税率が異なります。

 

 ・法人の場合　15.315%（国税：所得税15％、復興特別所得税

                   0.315%）

　※平成28年1月から法人の利子割は廃止になっています。

・個人の場合　20.315%（国税: ：所得税15％、復興特別所得税

                  0.315%、地方税5%（利子割））

源泉徴収により利子収入からあらかじめ天引きされ、残りが口座などに振り込まれています。

この課税制度を「源泉分離課税制度」といいます。

このため利子をもらっても確定申告し、税金を支払う必要はありません。

 

(例)　法人名義の普通預金に入金された預金利息が80円の場合

※利子所得の計算方法

利息手取り総額80円÷（1－0.15315）≒ 94円

94円×（源泉所得税15％＋復興特別所得税0.315％）＝ 14円

14円が税金分となります。

 

※利子所得があった場合の仕訳

普通預金　80円　/　受取利息　94円

法人税等　14円　/　　　　　　　　　　　　となります。

 

個人の場合は、国税と地方税になりますので利子総額を計算した後

税額は、ぞれぞれ分けて計算します。